後悔を消すこと

高野苺さんorangeという漫画を店頭で見かけて全然知らずに買ったのだけど本当に買ってよかった。


良い作品。

後悔を消したい

誰もがそう願う

未来からの手紙を元に大切な人を救う
悲しみと優しさがつまった作品です。
かなりオススメ。
激オススメ。


自分の後悔を消せるとしたら何を消したいだろう

大切な人を傷つけたことだろうか。

たぶん母の事故だろう

あの事故をなくしたい
いつもそう思う


でも母の事故が合ってその後俺はちゃんと人と話せるようになった

人と話すことができなくなるほど自分が嫌いになっていて、もうどうする事もできなかったけど母のお見舞いに通うために、自分を押し殺して外に出て、無理して笑って、変わろうとした。

苦しかったけど、それがきっかけでまた人と話せるようになった。


悲しい事が全て悲しいに繋がっていくわけではない。

そう思う。

事故がきっかけで俺は元に戻れたけれど、元に戻れなくても事故がなければ良かったと心から思う。


事故がなくても俺は変われていたのかな。

悲しいことは嫌いだし。

悲しい事実は知りたくない。

不器用なバンドと良い意味で言ってくれる人がいる。
誠実であるという意味で嬉しく思うけれど、できる事ならもう少し器用にこなしたい。

ネガティブなバンドの作曲者の心が穏やかになるにつれつまらない バンドになっていくというのはよくあるパターンだけど、その人が幸せになっていくのであればそれで良い。

それにつまんなくなったんじゃなくて、なにかを見つけた音だと思う。

痛みだけが全てじゃないでしょう?

ホットミルク

ホットミルクに少しの砂糖をいれて飲むと心が安らぐ。
なんかホッとする。


手首を切る女の子が、体から毒を抜いているみたいな感じと言っていた。
それは死と別の行為なんだろうか?
なんか昔からそういう女の子に興味を惹かれる。

昔の自分の闇の答えを探したいからなのかよく分からないけど。


心の闇を感じる人はたくさんいるし、きっと誰もが抱えている。

僕は闇に染まり切ってる人はあまり好きじゃない。

闇を抱えてしまってる上でも変わろうとしてる人は好き。


自分が一番苦しんでいた時完全に染まっていた。


少し気持ちが安定し始めた頃に綺麗な景色をみた。素直に感動した。


その時感じた事は、綺麗な景色の前を何度も通り過ぎていたけど見ようとしていなかったんだな。
そう思った。


何も見ようとせず、幸せも感じようとしてなかったのだなと。


全て閉じてしまえば例え幸せがそこらじゅうに落ちていたとしてもたぶん気づくことはないのだと思う。


『変わりたいって思うなら普段自分が絶対しないような事してみたら?』


昔、友達の女の子が言っていたが本当に素敵な言葉だと思う。


もうその子とは友達でもなくなってしまったけど、元気でいてくれたら良いな。

そう思う。

悪夢

昔の夢をみた。

とても嫌な夢。

自分を変えようと何か掴もうとすると傷つくことを知った。
その時の夢。

その時一番自分に必要なのは、心の安定だと思った。
何かを得られなくて心がバランスを崩さきゃそれでいいと思った。
それから静かにただ静かに生きられれ良いと思うようになった。


それが間違いだったのか、正しかったのか今でもよく分からない。

ただ自分と大切な人達の小さな世界で穏やかに暮らせるだけで僕は幸せです。


ただ唯一音楽だけは、ステージでキラキラ輝いてる人を見るとやっぱり悔しいなと思うんです。

音楽だけは。

starshaped

starshapedという曲について。

この曲1stアルバム完成後に一番に作った曲なんだけどメンバーの反応悪かったなー

明るすぎる。

って

スプリットとしてリリースした時も、この曲は明るすぎるって言われた。


でもこの曲そんな明るい歌のつもりで歌詞を書いてないんだけどな。
って思っていたけど、なんか幸せで優しい歌と思ってもらえるのも良いなと思う。

あの曲は成長するにつれ自分を嫌いになって、いろんなものをなくして。

それでも大切なものを見つけて世界はまた色づきはじめた。って曲だけど一番言いたかったことは最後にあって


世界が好き あと何回そんな風に思えるの?
そんな事を考えていた



幸せを見つけると、失う事が怖くなる。一度幸せを知ってしまうと1人とじこもっていた世界はもう耐えられないほど冷たい。

そんな幸せと不安のことを歌いたかった。

大切な人達が側で笑ってくれる度、俺は本当に怖くなる。

こわい。

優しい時間がずっと終わらなければいいのに。

新しい朝を

昔は朝が来なければ良いとか、そんな風にしか考える事ができなかった。

自分の事がとても嫌いだったし、人の悲しみなど考えることはできなかった。
目の前がただ真っ暗で、本当に真っ暗で。



それから色々な事があった。
嬉しい事も、悲しい事も。

大切な人がいなくなって、悲しそうな顔をしている人を見るのはとても辛い。

当たり前にそこにいて、明日話そうと思っていた会話はもうする事はできない。

小さなたわいもない記憶が本当に大切な思い出になり、悲しみに胸をつぶされる。


悲しみに泣き崩れる人を見て、浮かび上がるのは自分の闇の小ささだけだ。


自分の闇など本当に小さなものだと。

大切な人達の悲しい顔を見るより、自分の小さな闇を押し殺して生きる方がずっといい。

子供の時みたいに明日の朝を楽しみに待つことはできないけど、明日が良い日になれば良いなと思える。